くらしの法手帖

独立生活法律情報誌
2026 / 創刊号

手帖 04 / 労働

職場トラブルの時系列と証拠を整理する

解雇、賃金、配置転換、ハラスメントなどについて、出来事と会社の説明を分けて記録する。
このページの範囲一般情報日本国内個別判断なし

職場の問題を相談するときは、気持ちを抑える必要はありません。ただし、判断に必要な事実が見えるように、出来事と評価を別の欄にすると役立ちます。

一日一行の時系列

日時出来事関係者資料その後
例:8月3日 10時上司から配置変更を口頭で伝えられた上司、本人当日の予定表同日15時に確認メールを送信

勤務表、給与明細、雇用契約書、就業規則、評価通知、業務メールなどは、入手方法が適切な範囲で保存します。会社や顧客の機密情報を不必要に持ち出さないでください。

会社へ確認した内容も残す

質問した日、質問文、回答者、回答方法、回答内容を記録します。回答がない場合も「8月5日まで回答なし」と書きます。口頭の説明は、聞いた直後に日時と内容をメモします。

相談の目的を一つずつ書く

  • 雇用が続くのか確認したい
  • 未払いと考える金額の計算方法を確認したい
  • 職場での接触や連絡方法を変えたい
  • 会社の制度、公的な相談、法的手続の違いを知りたい

これらは同じ問題に見えても、相談先や必要資料が異なることがあります。

公的な相談先

厚生労働省の総合労働相談コーナー は、解雇、雇止め、配置転換、賃金、いじめ・嫌がらせなどの労働問題について、面談または電話で無料相談を受けています。労働者と事業主のどちらも利用できます。

同省の個別労働紛争解決制度 には、相談、労働局長の助言・指導、紛争調整委員会によるあっせんがあります。制度の対象や他の手続との関係は窓口で確認してください。

身体の危険や犯罪被害が疑われる場合は、労働相談だけでなく、安全確保と警察などへの相談も検討してください。