くらしの法手帖

独立生活法律情報誌
2026 / 創刊号

手帖 08 / 相談先

相談窓口と手続案内を混同しないために

情報提供、法律相談、代理、行政相談、裁判所の手続案内の役割を見分ける。
このページの範囲一般情報日本国内個別判断なし

「相談できる」と書かれた窓口でも、できることは同じではありません。制度の一般説明、個別の法律判断、相手との交渉、書類作成、行政上の助言、裁判所の手続案内を分けて確認します。

先に目的を書く

  • どの制度が関係しそうか知りたい
  • 自分の事情に法律を当てはめた判断を聞きたい
  • 相手との交渉を依頼したい
  • 申立書や契約書などを作成してほしい
  • 公的な相談・あっせん制度を使いたい
  • 裁判所への提出方法や必要書類を確認したい

目的が複数ある場合は、優先順位を付けます。一つの窓口で全部に対応できるとは限りません。

主な役割の違い

窓口の例主な役割確認すること
法テラスの情報提供法制度や相談機関の案内個別相談の対象、予約、費用条件
弁護士・司法書士など資格と業務範囲に応じた相談・依頼担当範囲、費用、見通しの説明方法
行政の専門窓口消費、労働、多重債務などの相談や制度案内対象、助言・あっせん・取次ぎの有無
裁判所裁判手続の案内と運用法律相談には応じない範囲

法テラスの相談窓口・法制度案内 は、困りごとに応じた相談機関・団体や法制度の情報を案内しています。無料法律相談や費用立替には別の条件と審査があります。

予約時に聞く五つのこと

  1. この問題は窓口の対象か
  2. 予約が必要か
  3. 費用と時間はどのくらいか
  4. 持参する資料は何か
  5. 利益相反や管轄などで対応できない可能性があるか

相談後の記録

相談日、担当窓口、確認した制度、次にすること、期限、追加資料を書きます。助言を自分の言葉だけで短くしすぎると意味が変わることがあります。不明点はその場で確認し、重要な判断は正式な書面や依頼内容でも確認してください。